不登校(傾向を含む)実態調査、結果報告(1)
【本調査の目的】
行政が不登校対策等を議論する際、一般に文科省が行った実態調査の結果を参考資料としています。しかし、これらの調査は
「教員から集めた情報」を元に作成されるため、当事者である「子どもたち」や、その「保護者たち」が感じている実感とは、一致していないのではないかという指摘がなされています。そこで、特に実感とのずれが予想される項目のアンケートを行い、従来の文科省型調査に改善点がないかを検証するために、本調査を実施しました。
【調査方法等】
①調査には「Googleフォーム」を利用しました。
②回答は、長野県にお住まいで、不登校及び不登校傾向の小中高生をお持ちの「保護者」の方に依頼しました。
③匿名性を担保し、自由記述を含め「回答しやすさ」を優先するためにメールアドレスの記入などは求めないこととしました。
【注意点とお願い】
①文科省の定義による「不登校」に限定せず、広く「不登校傾向」にある児童生徒まで対象を広げています。
②本調査の結果を利用する際は、調査方法等の特徴や違いを考慮に入れてご利用ください。
③本調査の結果や資料を利用する際は、必ずご連絡を頂くようお願い申し上げます。
④当サイト内の文章・情報・画像等の内容の無断転載及び複製・改変等の行為は固くこれを禁止致します。
(お問合せ先 : sola|_41@hotmail.com )
(1)概要
※以下、画像が小さくて見づらい場合は、右クリックで「新しいタブで画像を開く」と拡大することができます。
(2)不登校の要因・・・文科省に合わせ「回答を1つしか選べない形式」で調査
(3)不登校の要因・・・文科省と異なる「複数回答できる形式」で調査
(4)文科省調査と本調査の比較
※赤字は特に大きな違いがあった項目。「いじめ」は63.7倍、「教職員との関係」や「学校のきまり等」は50倍に迫る開き。
(5)「相談先」及び「相談した人の割合」
(6)相談・指導・アドバイスを受けた際の納得感
※フリースクール、居場所は「89.9%」、親の会は実に「91.2%」が肯定的な回答。
※次回は「自由記述」の内容について紹介していきます。